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玖珠町 末廣神社を参拝しました [日田・玖珠周辺の観光&グルメ]

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大分県玖珠町へ出かけて、小さな城下町「森町」を散策しました。レンガ通り周辺に趣のある蔵屋敷が軒を連ねて、歴史を感じる町並みです。観光スポットが点在して、三島公園(旧久留島氏庭園)を訪れた際は、桜が咲いて綺麗でした。
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三島公園の桜を見た後は公園内にある「末廣神社」を参拝しました。この地を治めた森藩久留島氏のルーツは瀬戸内海で活躍した村上水軍だそう。関ヶ原の戦(1600年)で西軍について破れて、この地へ移されました。その際に藩の守り神として愛媛県大三島より「三島宮」を歓請。
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〈日本一大きな手水(ちょうず)鉢〉 近くの角埋山(つのむれやま)から運んできた巨石をくり抜いて造られた手水鉢があります。手水鉢手前の踏み石も大きいですね。すぐそばにそびえている杉も立派で、パワーを感じます。
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〈参拝しました〉
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当初は三島宮でしたが、地域に祀られていた妙見宮を合祀して、明治初めに「末廣神社」へ改名。少し前に参拝した時から注連縄が掛け替えられて、ゴールドに輝いていました。
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〈鞘堂造りの御神殿〉 風雨から社殿を保護するため、外側を建物(鞘堂)で覆っています。内側の御神殿は総けやき、入母屋造りになり、7年間の歳月をかけて1829年に完成。
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〈鎮西(ちんぜい)八郎射貫きの石〉 平安時代末期の武将である源為朝が向かいの岩扇山から射た矢が、この石を貫いたと伝わっています。強弓の名手として名高く、九州で勢力をふるった際に鎮西八郎と名乗りました。源頼朝・源義経兄弟の叔父にあたります。
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〈角埋山登山口、角牟礼城跡へ〉 標高577メートルの山頂に源為朝が、角牟礼城(つのむれじょう)を築城しました。高い石垣などが残り、大きな城跡のようです。森藩久留島氏が居城していたのかなぁと思ったら、そうではないようですね。
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〈丸木御門〉 山登りは体力に自信がないので下って、玉濃井(井戸)~丸木御門~清水御門へと進みます。〈参拝日2020年3月〉
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〈清水御門〉 土手から年中湧く清水は、玉水(たまみず)と呼ばれたそう。上側の広場には、かつて清水茶屋があり、玉水を使って煎れたお茶で一休みしていたでしょうね。
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〈日本一の常夜燈〉 自然石で出来た大きな常夜燈は1830年の建立。小さな城下町の森町ですが、日本一大きなものが2つもあり、お城仕立ての境内も意外でした。
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末廣神社(すえひろじんじゃ) 大分県玖珠郡玖珠町森864

よみがえる角牟礼城

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  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2020/04/17
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