塩田津の観光 佐賀県嬉野市 [嬉野温泉周辺の観光&グルメ]
佐賀県嬉野市へ出かけて塩田津を観光しました。長崎街道の宿場町として、また有明海の干満の差を利用して陶磁器やその原料となる天草陶石の運搬を行う津(港)として栄えました。
塩田津には廻船問屋や居蔵造りの大きな家が建ち並び、周辺には石工職人や鍛冶職人たちが住んで町はとても賑わっていたそう。歴史的な景観を残すために修復が進み、当時の面影を残す白壁造りの町家が保存されています。散策した中から少しご紹介いたします。
〈旧警防団屯所〉レトロモダンな建物は1940年に警防団屯所として建築されました。
〈杉光陶器店〉1855年に建築された三階建ての居蔵造り。江戸時代後半から火災や風水害に強い漆喰造りの「居蔵家」と呼ばれる大型町家が造られました。妻造りの主屋と蔵(一~三)が国指定登録有形文化財になっています。
蔵は現在、チーズで有名なナカシマファームが手掛けるカフェ「MILKBREW COFFEE(ミルクブリューコーヒー)」として営業。先日寄った嬉野温泉駅そばにも店舗(嬉野温泉駅前店)が出来ています。
嬉野茶(ほうじ茶)を使ったソフトクリームをいただきました。さっぱりとして、よいおやつになりました。
〈恵比須像が点在〉あちこちに恵比須像が建立されて、それぞれ違う姿をしています。恵比須様は漁業や商売繁盛の神様として信仰されて、室町時代には七福神の1体として崇められるようになりました。恵比須像のほとんどが地元の塩田石で造られているそう。
〈吉富家〉塩田津で最古の居蔵家になり、1790年に建築されました。現在は食事処「Vegaキッチン(ベジキッチン)」として営業してあり和洋食の料理を提供。
〈旧下村家〉塩田津の中では数少ない草葺き町家の一つで、江戸時代後期には建築されていたと推測されています。江戸時代末期には蒟蒻屋、大正時代は運送業、昭和に入って自転車屋を営んていたそう。屋内の様子を少し見学させていただきました。
訪れた日はお子さん向けのイベントが行われていて、とても賑やかで楽しそう。塩田観光の思い出にと、お抹茶の接待を受けて、美味しいお抹茶と干菓子をいただきました。
〈塩田津ひなまつり〉2023年2月に訪れた際はお雛様が飾られていました。
〈塩田津まちなみてらす〉町並みの散策をより楽しんでもらう施設として、案内コーナー(ガイダンスの映像)・休憩スペース・公衆トイレなどがあります。休憩や見学は無料です。
塩田津まちなみてらす隣にある「洋菓子工房 ピュイ・ダムール」へ寄りました。ショーケースには、ふんわりとしたドーム型チーズケーキ・カヌレ・ロールケーキ・ショートケーキなどが並んでいます。
おやつにクッキーと、うれしの茶ちゃ丸を購入。うれしの茶を練りこんだ時雨生地に黄身餡を包んで焼き上げた「うれしの茶ちゃ丸」はお茶の風味が良くてお土産にもオススメ。
〈常在寺(じょうざいじ)〉通りの周辺には4つのお寺があり、その中から常在寺を参拝しました。今から1,300年以上前、708年に行基によって創建されて塩田地区では最も古いお寺です。
境内には本堂・庫裏・塩田大明神・二の宮社・金毘羅社・平敦盛公の供養塔などがあり、庫裏には藩主御成りの間もあるそう。
本尊は平安時代作の薬師如来像。1184年、後鳥羽上皇の病気回復祈願が成就した際に、大黒天像からの下賜として薬師如来像が贈られたと伝わっています。
〈境内からの眺め〉のどかな風景が広がっています。駐車場は駐在所から細い道に入った川沿いに無料駐車場があります。エレナ塩田店の川向いに位置しますので、橋を渡ったほうが分かりやすいと思います。〈訪問日2023年1月・2月〉
〈紫陽花の時期〉西岡家住宅(国指定重要文化財)そばで紫陽花を見つけました。この日も塩田津を歩いて、楽しい休日となりました。〈再訪日2023年6月〉
塩田津 佐賀県嬉野市塩田町馬場
次記事は塩田津にあるうどん・蕎麦店「岳の信太郎めん」をご紹介いたします。2024年6月に開催されたイベント(ロンドンバスの体験乗車)を紹介した記事もあります。
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