佐賀県神埼市の九年庵(くねんあん)へ出かけました。毎年、秋の紅葉時季とGW時期など、期間限定で一般公開(2020年は中止)。公開時期は臨時駐車場からシャトルバスが運行していますので、利用されると便利でしょう。美化協力金(300円)を支払って中に入りました。

よく手入れされた庭園は木々が豊かですね。ツツジやモミジなど、約60種類・約700本が植えられて、苔類も約40種類が生えているそうです。

九年庵は佐賀県の大実業家である伊丹弥太郎氏が明治時代に建てた邸宅と、9年の歳月をかけて造った庭園になり、国の名勝に指定されています。入母屋の葦葺き屋根、土蔵の壁なども歴史を感じる造りですね。建物内には入れませんので、外からゆっくりと見学しました。

〈室内から望む紅葉〉

濡れ縁が設けられていますので、座って庭園を眺めました。観光客が多い時は行列が出来るほど混雑しますが、ほんの束の間、貸切状態に。〈訪問日2017年11月〉

赤く色付いた紅葉と、緑が眩しい苔のコラボが美しく、しばらく眺めました。この後も庭園をぐるりとまわり、紅葉見物を楽しみます。

〈撮影日2017年11月〉

庭園の広さは6,800平方メートル、建坪は320平方メートル(97坪)あるそうです。ずい分前に訪れたことがあり、久しぶりに来ましたが、相変わらず素敵なスポットです。

敷地の一角に茶室跡があり、茶室の名前が「九年庵」だったことから、現在の名前が付きました。当時の茶室も立派な造りだったでしょうね。

観光記念に、くねんワン・くねんニャンの缶バッジを購入しました。九年庵の葦葺き屋根の帽子と、もみじのマントがチャームポイント!好きな食べ物は、神崎そうめん・さしみこんにゃく・菱の実・干し柿・いちごだそう。お土産は神崎そうめんを買って帰ることにします。

前記事は九年庵周辺の散策、次記事は仁比山(にいやま)神社をご紹介いたします。