佐賀県・大町町(おおまちまち)へ出かけて、国道34号線沿いにある「大町ふるさと館」へ寄りました。食事処・ベーカリー・カフェなどがあり、敷地内には蒸気機関車が展示されています。

〈29611号蒸気機関車〉貨物用機関車として、石炭の輸送に大活躍していたそう。9600型機関車の特徴は大火室が台枠の上に設置されているため、ボイラーの中心が高い構造に。

〈登って見学しました〉

大町町には、かつて杵島(きしま)炭坑があり、とても栄えていたそう。当時、親しまれていた料理が大町ふるさと館内の「福母(ふくも)食堂」にもあると知って訪れました。

ゆったりとした店内はカウンター席・テーブル席が並び、小上がりの座敷席を利用しました。掘りごたつ式の座卓になり、寛げる雰囲気です。

大町町のご当地グルメ「たろめん」(750円)を注文しました。たろめんは、かつて炭鉱で働く方々に親しまれていました。ルーツを継承するお店が閉店しましたが、有志が立ち上がり「大町たろめん」として復活。現在、町内の3店舗で味わうことが出来ます。※2024年2月時点

牛骨や鶏ガラがとけこんだスープは生姜の風味もあり、少しこってり。ツルツルとした麺は佐賀県神崎産のうどん乾麺が使われているそうです。今回でたろめん巡りも3店舗目、各店舗で少し味わいが異なり、こちらはやや濃く味付けされているかも。

定食メニューもあり、とりの竜田揚げ定食(850円)はサラダ・小鉢なども付いて良いボリューム。からっと揚がった竜田揚げは美味しく、家族が気に入ったそうです。ご飯は数量限定かもしれませんが、五穀米に出来ました。

メニューはたろめんを中心に、メンチカツ&とり竜田揚げ定食・肉野菜炒め定食・アジフライ定食(各850円)などもあります。※料金は2024年2月時点

続いては福母食堂のならびにある「手造りパン工房トミー」へ。

あんパン・カレーパン・ボルガ・アメリカンドーナツ・ピロシキ・サンドイッチ・ホットドッグなど色々なパンが並び、米粉を使ったパンもあります。パンを購入した方には珈琲のセルフサービスがあり、朝7時から営業している点も便利です。

チョコクリーム入りのコロネ(150円)と、ハンバーガー(240円)を買って、ベンチでいただきました。ハンバーガーのパテは宮地ハム(佐賀県武雄市)の合挽きミンチを使用した手ごねハンバーグ。自家製ソースがよく合い、リーズナブルなバーガーです。

〈JR大町駅〉すぐそばにJR大町駅があります。JR大町駅から国道を渡って少し行くと江戸時代の街道「長崎街道」が続いており、周辺には炭坑で栄えた時代の面影が残っています。

〈列車が通過〉

ゾンビランドサガのマンホールを見つけました。佐賀県内の各地にゾンビランドサガのマンホールが点在し、聖地巡礼も人気になっているようです。

大町ふるさと館佐賀県杵島郡大町町福母297-4
福母食堂の営業時間11:00~14:00(OS)、定休日:日・月
手造りパン工房トミーの営業時間7:00~売切れ次第終了、定休日:月・火

ゾンビランドサガ トラベラーズ ガイド (昭文社ムック)

  • 出版社/メーカー: 昭文社
  • 発売日: 2021/07/29
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