大分県玖珠町観光へ出かけて、小さな城下町「森町」を散策しました。趣ある町並みを見ながら歩き、続いては三島公園へ向かいます。公園は広々として、旧久留島氏庭園・末廣神社・野外ステージ・遊具広場・久留島武彦記念館・わらべの館などが点在。

〈公園のまわりも自然豊か〉

〈国指定名勝 旧久留島氏庭園〉 3つの庭から構成されて、藩主御殿庭園~栖鳳楼庭園~清水御門前庭をまわりました。〈訪問日2020年2月~3月〉

〈金太郎像、桃太郎誕生像〉 明治から昭和にかけて活躍された児童文学者、久留島武彦氏の生誕地になり、玖珠町には童話をモチーフにしたオブジェが点在しています。

〈SLを生態展示〉 広場の一角に蒸気機関車(C11形270号機)が展示されて、運転席へ上がることが出来ます。1944年製造、クロちゃんの愛称で親しまれて、現役時代は貨物列車を牽引して活躍しました。1971年に引退して、三島公園へ移設されたそう。

〈通称クロちゃん、遊具もあります〉

公園の一角には日本のアンデルセンと称された、久留島武彦氏の功績を紹介する「久留島武彦記念館」が建てられています。世界を旅する部屋、日本を旅する部屋などのブースに分かれて、久留島先生の活動を楽しく紹介。入館料:町外者300円(豊後森藩史料館入館料含む)

〈御長坂〉 ゆるやかな傾斜が付いた石畳の御長坂(おながさか)は、お城へ向かうような雰囲気。登り切ると忍者返しの石積みもあり、その先に末廣神社が造られています。御長坂そばには梅林があり、2月下旬に訪れた時は梅の花がたくさん咲いていました。

〈四季折々の花が咲いています〉

栖鳳楼(せいほうろう)は森藩8代藩主により1832年に建てられ、「紅葉の御茶屋」とも呼ばれていました。2階からの眺望が素晴らしいそうですが、中は見学出来ずに残念。枯山水の石組があり、庭園の背後に広がる城下町やくじゅう連山の遠景を取り入れた造りになっています。

桜スポットとしても知られており、3月末に訪れた時はちょうど見頃を迎えていました。桜の近くではお弁当を広げながら、お花見をするご家族もいて楽しそうでした。


るるぶ大分 別府 湯布院 くじゅう’21 (るるぶ情報版地域)

  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2020/01/09
  • メディア: ムック