2020年10月に出かけた鹿児島旅行初日は紫尾(しび)温泉に宿泊しました。2日目は桜島方面を目的地に寄り道しながら向かいます。小雨模様の中、まずはJR嘉例川(かれいがわ)駅へ。1903年開業、3つ隣の大隅横川駅と共に鹿児島県内では最古の駅舎です。

〈はやとの風〉D&S(デザイン&ストーリー)列車の特急「はやとの風」はJR日豊鹿児島本線鹿児島中央駅~JR肥薩線吉松駅を往復しています。嘉例川駅に数分間停車しますので、駅舎の様子もぜひご覧ください。JR嘉例川駅:鹿児島県霧島市隼人町嘉例川2176

好きな温泉地、妙見(みょうけん)温泉へ向かう道沿いは自然豊かな風景が広がり、天降川(あもりがわ)の渓谷美は心癒されます。川沿いに湯気が上がっている場所があります。

道路から下を見ると湯だまりがあり、眺めました。以前は雑草が茂って藪のようになっていましたが、今回はよく見えて山の湯も平落も懐かしい温泉です。

〈妙見温泉ねむの木通り〉続いては、ねむの木通りにある「えのき公園休憩所」へ。飲泉場があり、手にすくってみるとちょうど良い温度、鉄臭を強く感じます。泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウムー炭酸水素塩泉、源泉温度51.9℃

妙見温泉~大隅半島へ向かい、鹿屋市にある荒平(あらひら)天神を訪れました。砂浜に建てられた赤い鳥居が目を惹き、海に突き出た小高い岩山に社殿を建立。16世紀の創建と伝わり、学問の神様として知られる菅原道真公が祀られています。

〈地魚料理さんぺい〉ランチは家族のリクエストで、錦江町にある地魚料理さんぺいへ。道の駅錦江にしきの里から垂水市側に車で約2分、海側にある看板が目印です。12時30分頃に到着したのですが、駐車場には車がとまっていません。

案内板があり「定置網が休みのため魚がありません」と書かれています。仕方ありませんが、とても残念。飛びっきり新鮮なお刺身を楽しみに、また訪れたいと思います。写真は前回いただいた8種盛刺身定食です。新鮮な刺身はコリコリとして絶品でした。

錦江町からUターンして向かった先は、かのやばら園(鹿屋市)です。広々とした敷地に約5万株のばらが植えられて、春と秋には「ばら祭り」が開催されています。事前に調べて行きませんでしたので、訪れた月曜日は定休日のため閉まっていました。

〈ばら色ポスト〉

地魚料理さんぺいに続いて、かのやばら園も休みで残念です。でも入口そばに咲いている綺麗な薔薇や、ばら色ポストを見てプチ観光気分を楽しめました。鹿屋市では「みなと食堂」にも寄りましたが、何とここも定休日。お昼ご飯を買いに道の駅へ寄ります。

道の駅たるみずはまびら〉錦江湾に面したレストランやカフェは窓が大きくとられて、展望デッキから桜島がど~んと間近に見えます。物産館でパンを買ってお昼ご飯に。

種類豊富な物産品の中からお土産は、桜島小みかんサブレ・西郷せんべい・さつまぼっけもん・焼かまぼこ・桜島大根の漬物などを選びました。

あちこち寄りながら桜島へ到着。桜島港から徒歩約10分の「溶岩なぎさ公園」には全長約100メートルの足湯があり、東屋やベンチも造られています。錦江湾を望むロケーションは素晴らしく、足湯に浸かりながら休憩しました。

沖を行き交う船は桜島港と鹿児島港間を運航する桜島フェリーで、わずか15分で結んでいて便利です。以前乗船して名物うどん「やぶ金」を利用しました。

足湯そばで今回も猫さんたちを見かけました。のんびりとお昼寝している猫、私たちを見つけて遠くから近づいてくる猫もいて癒されました。

ドライブの最後は垂水市にある道の駅たるみずへ。錦江湾に面した眺めの良い場所に造られて、長さ60メートルの足湯があります。足湯に浸かった後は道の駅向かいに建つマミーズカフェでおやつ休憩を。新鮮野菜や果物を使った生ジュース・スムージーを始め、カフェメニューが充実。

今回はソフトクリームから、マンゴーとチョコ(各300円)をいただきました。焼き芋が美味しいと評判で、さつま芋スイーツ「あっちん」もオススメです。カフェのオーナー、マミーさんにお会い出来て、旅行2日目も楽しい一日でした。この後は宿泊するホテルへ向かいます。