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無窮洞を見学しました [長崎の観光]

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長崎県佐世保市のハウステンボスへ出かけて、周辺の観光も楽しみました。以前、テレビ番組で紹介された無窮洞(むきゅうどう)が近くにあると分り、向かうことに。国道205号線沿い、無窮洞入口の信号から山手へ入った場所にあり、JRハウステンボス駅から車で約5分の距離です。
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無料駐車場が完備してあり、見学も無料です。環境整備や施設の維持管理のための募金箱がありますので、募金をしましょう。受付では係の方が、ご案内しましょうかと感じよく声をかけてくださいました。〈訪問日2019年12月〉
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岩壁に施設の名前「無窮洞」と掘られて、中を見学することが出来ます。"無窮”とは、極まりなく無限という意味だそう。それでは中に入ってみましょう。
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無窮洞は第2次世界大戦中に、旧宮村国民学校の防空壕として先生と生徒によって掘られた防空壕です。凝灰岩をツルハシなどでくり抜いた主洞(写真)は幅約5メートル、奥行きは約19メートル。思ったより広い空間になっていて、一番奥には教壇が設けられています。
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主洞以外にも、副洞(幅約3メートル・奥行き約15メートル)・書類室・食糧庫・炊事場・避難道なども造られています。子どもたちが鍬やツルハシなどで少しずつ掘ったそうですから、大変だったでしょう。1943年から1945年8月15日(終戦の日)まで掘り続けられました。
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〈炊事場・避難道〉 裏山に抜けられる避難道(らせん階段)は、通風口としての役目も果たしていました。空襲の際には全校生徒約600人が無窮洞へ避難していたそうです。
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入口近くには、子どもたちが掘る様子の石像が建立されています。当時は、わらじを履いていましたがすぐに壊れてしまい、裸足で作業をしていたと係の方から教えていただきました。

無窮洞(旧宮村国民学校地下教室) 長崎県佐世保市城間町3-2
見学時間 9:00~17:00(見学受付は16:30まで)

無窮洞―小説地下教室

無窮洞―小説地下教室

  • 作者: 和田 隆
  • 出版社/メーカー: 長崎新聞社
  • 発売日: 2020/03/22
  • メディア: 単行本



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