やきもの公園 波佐見町 [波佐見町周辺の観光&グルメ]
長崎県・波佐見町の観光は、400年以上の歴史を誇る「波佐見焼」の窯元巡り・やきもの公園・鬼木の棚田・田ノ頭の枝垂れ桜・ショップやカフェが集まった「西の原」・中尾山交流館・国指定史跡の窯跡、はさみ温泉湯治楼など、色々なスポットが点在しています。
波佐見有田インターから車で約5分、JR有田駅から車で約15分の「やきもの公園」を訪れました。公園内の小高い丘に「世界の釜広場」があり、古代から近代にかけて造られた世界の窯12基を展示しています。珍しい窯もあるそうなので、さっそく見に行きましょう。
〈トルコ キタヒヤの釜〉見学した窯の中から少しご紹介いたします。円筒形をしたこちらの窯は、キタヒヤ(トルコを代表する焼き物の産地)で現在も使用されている薪窯だそう。窯に沿って階段が作られて上に登れるようになっています。
上に登って景色を眺めましたが、公園内を見渡せて良い見晴らしです。写真右奥には陶芸の館(観光公流センター)がありますので、この後行ってみました。
〈オリエントの釜〉 古代エジプトやペルシアなどで古くから使われている窯になり、上のキタヒヤの釜は約1,000度で焼成しますが、こちらの窯は800度くらいで焼成。上の開口部に陶器の破片や瓦などを置いて、熱が逃げすぎないように調整して焼成するそうです。
〈連房式登り釜〉各室が連なって斜面を登り、熱効率の良い窯になります。中国、朝鮮半島を経て16世紀に日本に入り、昭和初期頃まで波佐見など肥前地区において主力の釜になりました。
〈ボトルオーブン〉 ストーク・オン・トレント(イギリス屈指の陶器産地)で18世紀中頃から使用されていた石炭窯です。そばに立って撮影される方が多く、インスタ映えスポットですね。他の窯も見て歩き、観光を楽しみました。〈訪問日2020年9月〉
続いては公園の一角にある陶芸の館(観光交流センター)へ行ってみました。館内では波佐見焼の窯元の作品を種類豊富に販売して、手軽な器から高級な品も揃っています。
訪れた日は屋外のテントでも販売をしてあり、たくさんの器が置かれていました。波佐見焼は染付けと青磁を中心とする磁器生産が行われて、江戸時代後期には日本一の磁器生産量を誇るまでになりました。伝統的なデザインを始め、現代的なモダンなデザインも素敵ですね。
〈2階も見学しました〉 陶芸の館2階は波佐見焼の歴史や工程などが紹介されいますので見学しました。くらわんか椀・コンプラ瓶(お酒や醤油などを入れる瓶)を始め、歴史的にも貴重な波佐見焼の数々が展示されています。
〈絵付けの実演中〉 資料館をぐるりと見て最後は絵付けの実演を拝見しました。静かに見学しながら、よく見ると何と絵付師はロボットです!顔の表情や筋肉の動きなども人間そっくりに作られていて、最近の技術はすごいですね。
ボタンを押すと、波佐見焼の歴史を分かりやすく説明してくれて、掛け軸の絵柄も変わります。絵付師さんの名前は「源さん」だそう。源さんの話し口調も楽しかったです。
やきもの公園 長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2255-2
前記事までは西の原周辺のショップ、有田屋(ちゃんぽん)をご紹介しています。
白山陶器 プレート 青 ブルーム リース M 約19.5cm 波佐見焼 日本製
- 出版社/メーカー: 白山陶器(Hakusan Porcelain)
- メディア: ホーム&キッチン
白山陶器 急須 右手用 青白釉 (約)φ10.5×9.5cm 400ml 茶和 SAWA 波佐見焼 日本製
- 出版社/メーカー: 白山陶器(Hakusan Porcelain)
- メディア: ホーム&キッチン
波佐見町 西の原を観光しました [波佐見町周辺の観光&グルメ]
長崎県・波佐見(はさみ)町へ出かけて有田屋でランチ後は、人気のスポット「西の原」へ。波佐見焼の元製陶所を改装してショップ・食事処・自家焙煎の珈琲店・ボルダリング施設などが集まっています。波佐見町は時々通っていましたが、西の原は初めて観光します。
訪れた日は「やきもの通り秋まつり」が開催されて、西の原以外にも、やきもの通り(県道1号線沿い)にある数カ所の陶器店がイベントに参加していました。検温と記帳に協力してもらえるバンドを参加店で提示すると、合計金額から10%オフで購入出来てお得です。
〈モンネポルト〉西の原の敷地内を見て回りましたが、それぞれのお店が個性豊かで楽しいですね。モンネポルトは元ろくろ場になり、陶器・文具・雑貨などを販売。カラフルな陶器もたくさんあり、買物を楽しまれている方がたくさんいらっしゃいました。
波佐見焼は400年を超える伝統があり、染付けと青磁を中心とする磁器生産が行われています。江戸時代後期には日本一の磁器生産量を誇るまでになり、手頃で良質な食器は広く親しまれています。伝統的なデザインを始め、モダンなデザインも注目を集めています。
〈楽しい展示スペース〉
富士山柄の食器や箸置きも色々なデザインがあり、手軽な料金から揃っています。シンプルなものから、オリジナリティ溢れる食器なども欲しくなります。
〈にぎりめし かわち〉 地元のお米を使って作るおにぎり2種類と味噌汁のセットが500円。魅力的ですので利用したいと思いましたが、入店待ちの大行列なので諦めました。カフェレストラン「モンネ・ルギ・ムック」も混んでいて、敷地内のお店はどこも大人気ですね。
〈にぎりめしプレート〉 おにぎりは色々な具材があって美味しそう。この日は梅肉・青じそ・肉みそ・たかな・生ぶしなど、8種類の具材が用意されていました。波佐見焼の器に盛られるそうですので、食事も器も楽しめますね。
〈器選びを楽しみました〉
〈833WALL〉 ボルダリングの施設もあり、壁にカラルフルなホールドが取り付けられています。初心者から上級者まで楽しめて、子どもにも大人にも人気だそう。器や雑貨を見て買物~食事~ボルダリング~珈琲や手造りアイスのおやつ休憩など、満喫できる西の原です。
〈旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂〉 道向かいの駐車場そばで見つけた建物は1937年の建築、1995年に小学校が移転になるまで使用されたそう。建物は大きく、木造洋館としては九州最大級の規模を誇ると案内版がありました。国の有形文化財に登録されています。
黒いモダンな建物「佐々木商店」は駄菓子屋さんです。店内には色々な駄菓子が置かれて、大人には懐かしいと感じるお菓子がたくさんあるかも。アイドルのカードくじやシャボン玉もあったり、子どもに戻った気分で買うのも楽しいですね。
今回は味カレー・かめせん・うまい棒・雀の卵・チョコまん・あいすまんじゅうを買って合計249円の手軽さです。お菓子選びは楽しく、ドライブ中のよいおやつになりました。
この日のランチは西の原から徒歩約2分、駄菓子屋の佐々木商店からも近い食事処「有田屋」でちゃんぽんをいただきました。〈訪問日2020年9月〉
西の原 長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
前記事は有田屋、次記事はやきもの公園・陶芸の館をご紹介しています。
波佐見焼 和山窯 flowers マグカップ フラワーボール 385872
- 出版社/メーカー: 浜陶
- メディア: ホーム&キッチン
有田屋 波佐見町 [波佐見町周辺の観光&グルメ]
長崎県・波佐見(はさみ)町へ出かけて「やきもの公園」周辺を観光しました。特産品の波佐見焼は400年を超える歴史があり、染付けと青磁を中心とする磁器生産が行われています。窯元巡りや元製陶所を改装してショップやカフェが集まった「西の原」観光も人気です。
ちょうどお昼になったので、やきもの公園や西の原から近い「有田屋」へ向かいます。波佐見有田インターから車で約5分、JR有田駅からは車で約15分の距離です。
古民家の建物が食事処「有田屋」で、とても鄙びた佇まいです。お店の方にお話を伺ったのですが、戦後から営業されて酒屋から今の食堂になったそう。
〈レトロな雰囲気たっぷりの店内〉
食堂はテーブル席が2卓と小上がり席が2卓あり、レトロ感たっぷり。メニューは数種類あるようですが、訪れた日はちゃんぽん(700円)のみ提供してありました。
ちゃんぽんは野菜がシャキシャキとしてキャベツ・玉ネギ・ピーマン・もやし・人参・木耳・かまぼこ・ちくわなどが入っています。具に肉や魚介は見当たらず、あっさりとしたスープは旨みがあり塩分が少し強めかも。波佐見焼きの丼は色鮮やかなブルー色、素敵ですね。
お店の方にスープは鶏がらですか?と尋ねると「内緒です」と、笑顔で答えられました。とても残念なことに道路拡張のため、2020年9月25日をもってお店が閉店に!今後こぢんまりとしたお店は営業するかもしれないけれど、今の店の雰囲気は出せないねと、残念そうに言われました。
〈オリジナルの丼〉 ちゃんぽんを食べ進めると丼に店名が出てきました。長い間の営業たいへんお疲れさまでした。〈訪問日2020年9月〉
有田屋 長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷1441
次記事以降は西の原周辺のショップ、やきもの公園・陶芸の館をご紹介しています。
波佐見焼 機能生活具 太唐草 イケメン丼 聖栄陶器 木下光春(500cc)
- 出版社/メーカー: ランチャン
- メディア: ホーム&キッチン
ラーメン どんぶり :波佐見焼 藍駒 丼 500cc Japanese Bowl Porcelain/Size(cm) Φ17.5x9/No:666578
- 出版社/メーカー: CtoC JAPAN
- メディア: ホーム&キッチン